1989年3月、横浜国立大学工学部卒業。1994年3月、同大学大学院博士課程後期課程修了。博士(工学)。同年4月、関西大学工学部(現システム理工学部)助手。専任講師、助教授を経て2016年9月より京都大学大学院 経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座 特任教授。 現在の専門分野は風力発電の耐雷設計および系統連系問題。技術的問題だけでなく経済や政策を含めた学際的なアプローチによる問題解決を目指している。
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再生可能エネルギーやエネルギー効率化(いわゆる省エネ)といった気候変動緩和策が日本でなかなか進まない背景には、「ものづくり」や技術革新でなんでも問題解決を図ろうとする傾向がある一方で、「しくみづくり」が苦手で従来の考え方や行動をなかなか変えようとしない風潮が日本全体を覆っているからではないかと思われます。再生可能エネルギーやエネルギー効率化の導入にあたって直面する課題の多くは、技術的問題ではなく制度的・政策的問題です。それはすなわち意思決定論やリスクマネジメントの問題であり、この視座に立ってグローバルな視野と地域での行動の両者を満たす最適解を模索していきたいと思います。