共生エネルギー社会実装研究所(RISES)

寺岡　行雄Yukio Teraoka

略歴と主要分野

略歴

平成６年３月	九州大学大学院農学研究科林業学専攻博士後期課程修了
平成６年４月	九州大学助手　農学部附属演習林宮崎演習林
平成９年４月	鹿児島大学講師　農学部
平成25年2月	鹿児島大学教授　農学部
平成27年4月	鹿児島大学農水産獣医学域農学系　教授
平成31年4月	鹿児島大学農学部　副学部長　　 現在に至る

主要分野

森林計画学

学外委員等

2011年度～	鹿児島県二酸化炭素削減・吸収量認証審査会委員長
2017年度～	鹿児島県再生可能エネルギー推進委員会常任委員
2017年度～	鹿児島県森林審議会委員

最近の活動

準備中

メッセージ

再生可能エネルギーへの期待が大きくなってきました。私の専門分野である木質バイオマスエネルギーは、地域での林業経営、木材生産あるいは地域住民の活動などの地域経済と密接に関わるエネルギー源です。安定的な燃料供給をする仕組み作りが林業経営へプラスに寄与し、地域社会の維持と発展につながると考えています。さらに、森林による二酸化炭素吸収固定の働きは、温室効果ガス排出ゼロ実現のために、その役割はより重要性を増して行きます。そのためには必要となる健全な森林経営を実現することが、私の研究課題です。

主な業績

• 寺岡行雄ら：スギ燃料チップ含水率の簡易測定法の精度検証と供給チップ含水率の実態．九州森林研究72, 15-19.（2019）
• 山田誠太郎ら：ドイツBaden-Wurttenberg州政府による市有林への助言・支援業務について．九州森林研究72, 1-6.（2019）
• 福本桂子ら：モンテカルロシミュレーションによるコスト対効果に優れた下刈りスケジュールの検討―鹿児島大学附属高隈演習林のスギ林分を事例として―．日本森林学会誌102(1)，38-43.（2020）
• Fukumoto, K. et al: The effect of weeding frequency and schedule on weeding operation time: a simulation study on a sugi (Cryptomeria japonica) plantation in Japan. Journal of Forestry Research 31（6）：2129-2135 (2020)
• 寺岡行雄（編著）：地域の林業戦略に活かす林業ICT．全国林業改良普及協会，東京，136pp.（2020）
• ICT を活用したスマート林業の技術．JATAFFジャーナル7(7), 3-8 (2019)
• 新しい林業のためのG空間情報とICTの活用. 森林計画研究会報474, 1-4 (2019)
• 九州の木質バイオマス発電を支えるもの．地球温暖化，68、32-33（2020.7）
• 成長産業化する国内ICT林業．電波技術協会報　336，32-35（2020.9）
• ICTを活用した森林資源管理の可能性．地球温暖化、69、36-37（2020.9）
• 再造林時代での林業イノベーションの必要性．林経協季報杣径、58、1-5（2020.10）
• かごしまCO2吸収量認証の取り組み．地球温暖化、70、30-31（2020.11）